このような疑問を解決できる記事を書きました。
娘は高校受験の時に、公立・私立どちらも英検の優遇制度を使わずに受験しました。
この記事では、実際に娘の高校受験を経験してわかった【英検の優遇制度を取得しなかったことによるメリットとデメリット】を解説しています。
高校受験のときや高校に入学してから「こんなはずではなかった…。」と困らないために、ぜひこの記事をお役立てくださいね。
英検の優遇なし|高校受験を終えてわかった3つのデメリット
娘の高校受験のときに、英検の優遇制度を使わずに高校受験をして感じたデメリットは以下の3点です。
- 中学3年生で英語の受験勉強が大変
- 受験する高校のランクを下げないといけないことがある
- 高校受験の当日にプレッシャーがかかる
詳しく解説していきますね。
①中学3年生で英語の受験勉強が大変
娘が志望していた高校は大阪府 公立高校の文理学科(偏差値70超え)。
試験問題はC問題(発展的問題)でかなり難易度が高いです。
問題文は全て英語、日本語で書かれているのは長文問題の注釈しかありません。
娘は中学3年生になるまで塾に通っておらず、受験に関して調べることもなかったため完璧な情報不足。
英語のC問題が、これほど難しいとは知りませんでした。
英検2級を取っていなくても、受験勉強を頑張れば大丈夫だろうと楽観的に考えていたんです。
実際にC問題の過去問を解いてみると、初めは20点~30点しか取れませんでした。
C問題を解いて20点~30点しか取れなくても、英検2級を取得していれば80点もらえます。
ここで初めて「英検2級と取得させておけばよかった!」と後悔しましたよ。
ですが、気付いたときには時すでに遅し……。
何とかC問題で点数を取るしか、娘に道はありませんでした。
そこから英語力をあげるためにしたことは3点。
- 朝食と夕食のときに英語のリスニングCDをかける
- 毎日、英語の長文を読んで問題を解く練習をする
- ターゲットで単語と熟語を覚える
朝食と夕食のときに英語のリスニングCDをかける
リスニング力を鍛えるためには「英語を聞いて耳を鳴らすしかない!」と思い教材を探したところ『【CD付】 英検準2級 文で覚える単熟語 (旺文社英検書)』にたどり着きました。
娘には英検2級は難しすぎたので、英検準2級の教材にしました。
中学3年生になると、とにかく忙しい!
英語だけに時間をかけていられないので、家でご飯を食べている時間を利用してCDをかけていました。
とにかく必死でしたね。
毎日、英語の長文を読んで問題を解く練習をする
英語のC問題は毎年大問が7~8問あり、限られた時間で長文を読まなくてはいけません。
英文を読むスピードが求められるんです。
英文を速く読む訓練をするために、ストップウォッチを使っていました。
時間をはかり、スピードを意識して長文を読むことで、だんだん速く読めるようになりましたよ!
ターゲットで単語と熟語を覚える
単語や熟語を知らなければ、長文も読めずリスニングも聞き取れません。
効率よく覚えられるように高校入試 でる順ターゲットを購入して、よく出る単語と熟語から覚えるようにしました。
英検2級を取得している友達は単語をよく知っていたんです。
わたしは語彙力がなく、英語を理解するのに苦戦したのでとにかく単語と熟語を覚えることにから始めました。
②受験する高校のランクを下げないといけないことがある
公立高校は内申点をクリアしていて英検2級を取得していれば、ワンランク上の高校にチャレンジすることもできます。
娘は内申点はクリアしていたんですが、英検を取得していなかったため、チャレンジできませんでした。
ワンランク上の高校が自宅から近かったので、行きたかったのですが無理でした……。
難関校になるにつれて、英検2級を持っていて当たり前になっているのが現状です。
志望している公立高校を受験する生徒が『どのくらいの割合で英検の優遇制度を使用しているのか』早めに知っておくといいですよ!
大阪府の公立高校における受験時に英検の優遇制度を活用した生徒の割合を知りたい方は下記の記事をご覧ください。
高校受験のときに、英検の優遇が活用できる大阪府の私立高校を知りたい方はこちら↓
③高校受験の当日にプレッシャーがかかる
英検を取得していないと、加算点や持ち点が0点なので受験の当日に点数を取るしかありません。
どんな問題が出るかわからないし、失敗できないと思うとプレッシャーでした。
逆に英検を取得していると、加算点や持ち点がはじめから『〇点ある!』とわかっているので心の余裕につながりますよね!
心に余裕が持てると緊張感がほぐれ、いつも通りの実力を発揮できたりします。
当日にわからない問題が出てきても『〇点あるから大丈夫』と心を落ち着かせることができますもんね!
英検の優遇なし|高校受験を終えてわかった3つのメリット
娘は、英検の優遇なしで高校受験をし、大阪府 公立高校の文理学科に進学しました。
文理学科に入学して感じたメリットをまとめました。
- 英語の実力がつく
- 高校の授業についていける
- 英検2級に合格した
①英語の実力がつく
当然ですが、受験勉強で頑張った分だけ英語の実力がついています。
とにかく毎日英語の勉強。
単語、熟語、長文、英作文、リスニングと英語だけで勉強しないといけないことが山盛りでした。
受験勉強はホントにつらかった!
C問題は思っているより難しかったよ。
でもあるときを境に、「あっ、この問題わかる!」という感覚が増えたのが自分でもわかるようになりました。
高校での授業や大学受験を考えると、この英語の実力は必要だったのではないかと感じています。
②高校の授業についていける
英検の優遇を利用して合格した生徒の中には、入学してから英語の授業についていけなくなることがあるようです。
1学期の期末考査あたりから、欠点をとる生徒が急に増えたんです。
高校入試の説明会でも、英検2級の優遇制度を利用する生徒もしっかり英語の勉強をするように釘を打たれました。
それだけ毎年、英語の授業についていけなく生徒が出てくるのです。
その点、受験当日の試験で点数を取れたのであれば、学校の授業についていきやすいですね。
③英検2級に合格した
C問題は英検2級と同等かそれ以上の難易度といわれています。
高校受験で合格するためには、受験日までにそこまでの実力をつけておかないといけませんよね。
とても大変でしたが、受験勉強を頑張ったおかげで高校1年生の夏休みに英検2級を一発で合格できました。
過去問を一通り解いただけで、そのほかは勉強していません。
高校受験|英検の優遇制度は使った方がよいのか?
結論から申し上げますと、英検の優遇制度は使った方がよいです。
理由は、受験の当日の大きなお守りになるからです。
大阪府 公立高校の受験日当日の時間割は以下の通りです。
- 国語
- 数学
- 英語
- 理科
- 社会
3時間目にある英語で失敗するとその気持ちを後に引きずってしまい、午後から行われる理科と社会で力を奮えない可能性が出てきます。
理科と社会は共通問題なので、文理学科を受験する生徒は7~8割取れなくてはいけません。
気持ちを引きずって、高得点を狙える教科の点数を落としてしまうのは致命傷となります。
英検の優遇制度を利用した生徒に聞くと『英語の試験を多少失敗しても8割の点数はもらえるとわかっているから気持ちを立て直すことができた』そうです。
そのように考えると、英検の優遇制度はぜひ使いたいですね!
英検の優遇制度を使うときの注意点
英検の優遇制度を使うときの注意点としては、英検2級を取得していても『英語の勉強は手を抜くことなく勉強する』ということです。
高校に合格することがゴールではありません。
高校に入学したらそこからまたスタートです。
そのことを忘れずに取り組みたいですね。
英検の優遇なしで高校受験してわかったメリットとデメリット|まとめ
もう一度まとめてみますね。
- 中学3年生で英語の受験勉強が大変
- 高校受験の当日にプレッシャーがかかる
- 受験する高校のランクを下げないといけないことがある
- 英語の実力がつく
- 高校の授業についていける
- 英検2級に合格した
英検の優遇制度を使わずに高校受験をしてわかったメリットとデメリットをお伝えしました。
英検2級を受験までに取得できるのであれば、それにこしたことはありません。
英検2級は高校卒業程度の難易度なので簡単ではありませんが、中学1年生から計画を立てて勉強すれば合格できます。
頑張ってくださいね!!