高校受験で英検の優遇制度がある事は知っているけど、いつまでに何級を取得したらいいのかわからない方は多いのではないでしょうか?
私も受験を経験するまで、英検の重要性と必要性がわかりませんでした。
途中で「当日安心して試験を受けるために英検はとても強力なお守りになる」ことに気が付きましたが、すでに手遅れ…。
優遇制度を使うとなると、しっかり計画を立ててコツコツと取得していく必要があるんですよね。
この記事を読めば英検をいつまでに何級を取得すればいいのかわかるようになりますよ。
英検を持っていないことで「志望校を下げる!」とならないように、これから高校受験をされる方は是非参考にしてみてくださいね。
こんな不安や悩みを解決できる記事を書きました!
娘の受験を経験してわかったこと、気づいたことをお伝えしています。
英検の勉強方法を知りたい方は下記の記事をご覧ください。
▶ 【英検準2級】中学生が独学で一発合格した勉強法|テキストも紹介
▶ 英検2級|中学生がたった3週間の独学で一発合格した勉強法と参考書
高校受験で英検の優遇制度を使用|いつまでに取得すれば内申書に反映される?
それは英検の受験方法によって異なってきます。
結論からお話しするとこちらのようになります。
- 従来型(1次試験と2次試験が別日にある試験)→ 中3の秋(第2回検定)
- S-CBT(1日で完結し、主にパソコンでする試験)→ 私立高校:12月末|公立高校:1月末
- 内申書に記入してもらえる級 → 私立高校:準2級以上|公立高校(大阪府):2級以上
それでは一つ一つ詳しく説明していきますね。
従来型の英検を受験するのであればいつまで?
従来型の受験であれば、中3の秋(第2回検定)までに合格しなければなりません。
従来型の試験は1次試験(筆記:リーディング・リスニング・ライティング)と2次試験(面接:スピーキング)が別々の日にあり、決められた日程で受ける必要があります。
第2回検定は1次試験が10月、2次試験が11月です。
合格発表が11月末なので、私立高校・公立高校ともにここまでに合格しておかなければ内申書に書いてもらうことができないため、英検の優遇制度を使うことができません。
画像URL:公益財団法人 日本英語検定協会
ほとんどの私立高校の出願期間は12月中旬から1月末。
また、2023年度(令和5年度)の大阪府公立高等学校の一般入試の出願期間は3月3日(金)~3月6日(月)及び3月7日(火)です。
参考URL:令和5年度 大阪府公立高等学校入学者選抜 日程表
- 第1回検定:一次試験 2023年6月4日(日) 二次試験 7月9日(日)
- 第2回検定:一次試験 2023年10月8日(日) 二次試験 11月12日(日)
- 第3回検定:一次試験 2024年1月21日(日) 二次試験 2月25日(日)
第3回検定(二次試験)のウェブ合否公開は、公立高校の出願期間の後なので間に合いません。
出願に間に合うように、計画を立ててみてくださいね。
S-CBT方式で英検を受験するのであればいつまで?
S-CBTは4技能すべての試験が1日で終わる受験方法。
試験はほぼ毎日行われているので、私学の場合は12月末、公立の場合は1月末までに受験すれば間に合います。
とはいえ、私立高校は願書を提出する日程が高校によって違います。
英検の「成績公開時期」と「受験高校への願書提出日」は、英検の申し込みをする前に確認するようにしましょう。
入試で英語資格を活用するには「スコア等を証明する証明書の写し」に中学校長印を押印したものを願書と一緒に提出する必要があり、中学校での手続きに時間を要するからです。
ちなみに、2022年度の12月と1月におこなわれる英検実施日と「ウェブ合否公開日・成績表必着日一覧」は以下の通りです。
英検の成績表必着が受験高校の願書提出日に間に合わない場合
受験高校の願書提出日までに英検Webサイトで合格が確認できれば、入試で英語資格の活用ができます。
その際は合格画面を印刷して中学校に提出し、中学校長に原本証明をしてもらう必要があります。
中学校長に原本証明してもらえれば、「スコア等を証明する証明書の写し」とすることができますよ。
詳しいことは、中学校に確認してくださいね!
>>> 従来型とS-CBTのどちらも受験してみた感想は下記の記事をご覧ください。
英検|取得計画の例(体験談)
おとぼけちゃんの受験時には英検を重要視していなかったので、まったく取得しませんでした。
当日の試験のみで挑戦しなければならなかったため、受験直前に英検を取得しておけばよかったと後悔しましたよ。
そのため、2歳年下の妹は中学に入ったときから英検取得を目指しました。
英検は取っておいた方が安心だよ!
中3になってから取っておけばよかったと思ったけど、間に合わなかった…。
以下の表は、受験勉強にできるだけ負担にならにように考えた計画です。
中1 | 夏休みまで | 英検4級の勉強 | 英検4級のテストは受けず | |
中1 | 2学期 | 英検3級の勉強 開始 | 第3回従来型試験 1月末に一次試験、2月末に二次試験 | 合格 |
中2 | 1学期 | 英検準2級の勉強 開始 | S-CBT 2021年7月23日に受験 | 合格 |
中2 | 3学期 | 英検2級の勉強 開始 | S-CBT 2022年3月28日に受験 | 合格 |
中学3年生になると受験勉強が忙しくなってくるので、中学2年生の間に英検2級まで取得しておくと安心です。
良かったら参考にしてみてくださいね。
英検2級、準2級の実際の勉強法と使用したテキストについては以下の記事をご覧ください。
高校受験で英検が優遇( 内申書に記入)されるのは何級から?
私立高校の場合
私立高校はその高校ごとに優遇される「級」や「点数」が異なります。
おとぼけちゃんが受験した私立高校を例に見てみますね。
英検 | 保障する点数 |
---|---|
準1級 | 90点 |
2級 | 70点 |
準2級 | 50点 |
英検によって保障される入試点数と当日受験した学力検査の得点を比較し、高い方の得点が合否判定の得点とされます。
当日の学力検査で力を発揮できなかったとしても、英検を取得していればこの点数が保障されているので安心ですよね!
志望する高校によって優遇される方法が異なります。
詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧くださいね。
公立高校(大阪府)の場合
大阪府の公立高校の場合は優遇されるのは2級からです。
公立高校の場合も、当日受験した学力検査の得点と英検によって読み替えされる点数を比較して 高い方の得点が合否判定の得点とされます。
特に大阪府の公立高校のC問題で得点を取るのはかなり難しいので、英検2級以上を取得していればとても有利です。
英検 | 読み替え率 |
---|---|
準1級・1級 | 100% |
2級 | 80% |
残念ながら準2級は優遇されないので、優遇制度でを使いたいのであれば2級以上を取得する必要があるんです。
難関校になるほど英検2級以上を取得している子が多いので、取得していると当日安心して試験を受けることができますよ。
大阪府の公立高校については、下記の記事に詳しく書きましたので参考にしてくださいね。
まとめ
高校受験で英検の優遇制度を使うのであれば、中学に入学した頃からいつまでに何級を取得するかをしっかり計画立てると良いでしょう。
- 従来型で受験 → 中3の秋(第2回検定)
- S-CBTで受験 → 私立高校:12月末|公立高校:1月末
- 取得しておきたい級 → 私立高校:準2級以上|公立高校(大阪府):2級以上
学校の勉強に負担にならないように、中学1年生の頃から時間をかけて取得していくのがおすすめです。
期間内に取得して、内申書に記入してもらってくださいね!
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