英検準2級は高校中級レベル。
中学生で取得するのは難しく「チャレンジしてもなかなか合格できない」とお困りの中学生は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、以下のお悩みを解決できる記事を書きました。
やばい!英検準2級に落ちたけどどうしたらいいの?
英検準2級に合格するための効果的な学習法が知りたい!
英検準2級に何回も不合格になり子どもが自信をなくしている……。
この記事で紹介する「英検準2級のポイント学習」を実践すれば、中学生でも英検準2級に合格できますよ!
なぜなら、実際に中学2年生の娘もこの方法で英検準2級の勉強を開始して1カ月で合格できたからです。
記事前半では「英検準2級に合格するためのコツ」について、後半では「英検準2級に合格するまでの壁の乗り越え方」を解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
英検準2級に合格するためのコツ5つ
英検準2級に合格するには、学習にコツがあります。
なぜなら英単語と英熟語を暗記し、出題傾向と答え方を理解できれば合格できるからです。
普通に考えたら、中学生が高校中級レベルの英検に合格するなんて難しすぎますよね。
ですが実際に中学生、最近では小学生が英検準2級に合格しているのはコツをつかんだ英検の学習をしているからなのです。
コツ1:見直しポイントは英単語と英熟語
惜しくも英検準2級に合格できなかった場合に見直すべきところは、「どれだけ英単語と英熟語を暗記できていたか」です。
英検の学習で大切なのは何と言っても語彙力。
英単語や英熟語を暗記できていなければ合格は厳しいでしょう。
言い換えれば、ある程度の英単語と英熟語を暗記していれば英検の問題は解きやすくなります。
コツ2:リーディングは英単語と英熟語を暗記すれば解ける
リーディング(筆記1~4)は英単語と英熟語がわかれば、文法がわからなくてもある程度は解けます。
とくに筆記1の問題は、英単語や英熟語を4つの選択肢から選ぶだけ。
英熟語は決まった言い回しなので、知っていれば簡単にわかりますよね。
筆記2~4は少しまとまった英文を読みますが、英単語がわかれば「何となくこういうことを言っているんだろうな」と検討をつけれます。
「でる順パス単」の【でる度A】だけは英単語・英熟語ともに完璧にしておきましょう。
コツ3:ライティングは型どおり&省略形NG
ライティングのポイントは2つあります。
- 型どおりに簡単に書く
- 省略形は使わない
詳しく説明しますね。
型どおりに簡単に書く
ライディング(筆記5:英作文)は型に従って『できるだけ簡単に書く』のがコツ。
難しく考えすぎて、知らない文法や単語を使うと語彙の順番やスペルを間違えて減点されやすいからです。
知っている英単語だけで書いても、まったく問題ありません。
ライディングの書き方は以下の通りです。
書き方の手順 | 英文 | 日本語訳 |
---|---|---|
①意見を述べる | I think that~. | 私は~だと思います。 |
②①だと思う理由が2つあると言う | I have two reasons. | 理由は2つあります。 |
③1つ目の理由を述べる | First,~. | 第1に~。 |
④2つ目の理由を述べる | Second,~. | 第2に~。 |
⑤まとめ | For these reasons, I think that ~. | これらの理由により、私は~だと思います。 |
上記の型に合わせて、「~」の部分だけ考えて英作文を作ればOKです。
省略形は使わない
2つ目のポイントは『省略形を使わないようにする』です。
英検準2級は英作文では【50~60語】の英文を書く必要がありますよね。
少々せこいやり方ですが、語数を稼ぐには「省略形は使わない作戦」は効果大です。
知っている子はみんなやっているはずですよ。
たとえば「I’ve」は「I have」に、「We’ll」は「We will」にするとか。
ぜひ取り入れてみてください。
コツ4:リスニングは無料のアプリで何度も英文を聞く
リスニングは親も教えにくいし、子どもも学習しにくい分野ですよね。
学習しにくいため、つい後回しになります。
そこで活用したいのが、英検準2級の過去問題集を購入したら無料でダウンロードできる音声教材。
リスニングは英文に聞き慣れるのが1番です。
スマホにアプリ(英語の友)を無料インストールし、過去問題集に書かれたパスワードを入力すると音声が無料でダウンロードできます。
毎日聴き続けると、耳が慣れ英文を聞きとりやすくなりますよ。
コツ5:スピーキングには注意して聞くべき単語がある
スピーキングも学習しにくいですよね。
家でスピーキングの練習をしても合っているのか判断しにくいからです。
わたしが娘に伝えていたのは
「音読や受け答えは自信がなくても大きな声で自信があるように応答するようにする」です。
面接の順番は問題の前にまず、パッセージの音読がありますよね。
その次に応答が必要な問題が5問。
1は出題の文章についての問題、2,3はイラストを見ながらの問題、4,5は自分の考えを答える問題。
ポイントは以下の通りです。
- 1の質問は文章の後半の「so」「and so」「by doing so」「in this way」の前後に答えがある場合が多いので、この4つの単語に気をつけて英文を聞く
- 2,3は質問された内容に対して、イラストを見たとおりに答える。
- 4,5は質問に対して自分の意見を「Yes」か「No」で理由を添えて答える
無理だと思ったら、音読と問題1~3を答えられるようにし、問題4,5はわからなくてもとりあえず英語で何かを話す(ほぼ捨てる)感じでいいかなと個人的には思います。
もっと詳しい勉強法を知りたい方は以下の【英検準2級】中学生が独学で一発合格した勉強法の記事をどうぞ。
英検準2級に合格するまでの壁の乗り越え方3つ~親が子どもにできること~
中学生で英検準2級を受験するのは正直しんどいですよね。
中学生1人で勉強をするのはかなりきついと思います。
内容が難しく、イヤになってしまうからです。
わが家でもなんとか子どもがヤル気になってくれるように必死で気持ちを持ち上げていました(笑)。
英検準2級に合格するには、勉強法よりもモチベーションをいかに保てるかが大切なのかなと思います。
そこでこの章では、娘のモチベーションが続くようにわたしが取った行動をお伝えしますね。
「自分ならできる」と思えるようにする
子どもが英検準2級の参考書や問題集を見ると、どうしても「難しそう」と思ってしまいます。
英検準2級は高校中級レベルなので当たり前ですよね。
「英単語の意味さえわかれば、理解できるようになるよ!」「他の中学生にできて、〇〇ちゃんにできないはずはない!」と強い心を持てるように我が家では励まし続けました。
親は励ますことはできても、学習を代わってあげることはできません。
「自分ならできる!」と子ども自身が思えると、踏ん張れるようになります。
親の言葉がけは大切!
最後まであきらめないメンタルを持てるようにする
英検準2級は学習することが多く、理解しきれずに問題を間違えてばかりです。
「この調子では合格は厳しいかも⁉」と親子で何度も感じますよね。
ですがここでくじけたらおしまい、絶対に合格することはありません。
どんなにくじけそうになっても、試験日ギリギリまで「無理だ」とあきらめない、できるところまで精一杯取り組む、親子ともにこの姿勢が大切です。
死ぬ気で頑張れるように言葉がけをする
「子どもに英検準2級を合格したあとのことを想像させる」これはもう最終手段です(笑)。
たとえば、嬉しいことであれば「英検を持っていたら、高校受験や大学受験のときに楽になる」「解答用紙に名前を書いただけで、〇点もらえる」。
嬉しくないことであれば「今回合格しなければ、また学習のやり直し」「受験のときに精神的にしんどい」など。
短く限られた期間だけ死ぬ気で頑張るか、
合格するまでずっと勉強し続けるのか、
どちらがいいか子どもに考えてもらいましょう。
英検準2級の合格を勝ち取ろう!
英検準2級に合格するためのコツと壁の乗り越え方を解説しました。
合格するまでは長い道のりに感じるかもしれません。
ですが、この記事で紹介した方法を実践すれば、合格に近づけるはずです。
簡単におさらいしましょう。
- 英単語と英熟語を暗記
- ライティングの型を覚える
- 無料アプリを使って英文を聞きまくる
- 面接は自信があるように大きな声で答える
- 「自分ならできる」と子どもが思えるように言葉がけをする
- 親も子も最後まであきらめない
- 死ぬ気で頑張れるように言葉がけをする
親子ともに強いメンタルを保って、英検準2級の合格を勝ち取ってくださいね!