国語って勉強ってしにくいですよね!
日本語だから勉強しなくてもある程度の点数は取れるため、つい後回しにしがちです。
そこで今回は、以下のお悩みを解決できる記事をわたしが書きました。
・定期テストの国語ってどうやって勉強したらいいの?
・国語が苦手で、勉強してもいい点数が取れない……。
・そもそも国語の勉強っているの?
・国語の成績表を「5」にしたいけどできない……。
この記事で紹介する「定期テストにおける国語の勉強法」を実践すれば、定期テストで高得点を取れるでしょう。
なぜならわたしはこの記事で紹介する勉強法を見つけてから、定期テストの国語はいつも90点以上を取れていたからです。
ちなみに中学3年生の2,3学期、成績表は「オール5」でした。
国語の定期テスト学習の参考にしてもらえると嬉しいです。
5教科の定期テストの勉強法を知りたい方は下記の記事をご覧ください。
国語力の重要性
国語力は、どの教科にも必要な力です。
なぜなら、国語の読解力があらゆる教科の問題文を読むときに必要になってくるからです。
いくら数学の公式を覚えても、理科や社会の用語を覚えても、問題文を読んで意味が分からなければ問題を解くことができないですよね。
そのため国語力は重要な力で、身につけることで自然と他の教科の成績が良くなるのです。
国語は勉強しなくても点数が取れる?
「国語は日本語だし、勉強しなくてもいい教科なんじゃないの?」そう思っていませんか?
「最悪、漢字さえ覚えておけば何とかなる」とわたしは思っていました。
ですが、小学生のころはそれが通用しても中学の定期テストでは問題が難しくなっているので通用しません。
国語も勉強しなければ、いい点数は取れないのです。
定期テストの国語は暗記科目である理由3つ
塾の先生に言われてハッとしたこと、それは「定期テストの国語は暗記科目」ということです。
国語が暗記科目ってどういうこと?
そうですよね、わたしも初めは疑問に思いました。
くわしく説明しますね!
国語が暗記科目である理由は3つあります。
- 理由1:出題される物語の内容が決まっている
- 理由2:問題を作れる箇所が決まっている
- 理由3:漢字、言葉の意味、文法は暗記するしかない
理由1:出題される物語の内容が決まっている
当たり前のことですが、定期テストは国語の教科書から出題されます。
ということは出題される現代文、古文、漢文は、どれであっても教科書に載っている文章ですよね。
だから事前に物語を理解して内容を暗記しておけば、定期テストで問題を解きやすいのです。
理由2:問題を作れそうな箇所が決まっている
物語や論説文は、問題にできる重要な箇所は決まっています。
定期テストは、出題される話の内容が「教科書にある話」ということは前述しましたよね。
学校の問題集や教科書準拠の問題集を解き、出てきた問題をスラスラ解けるようにしておくようにしておけばよいのです。
その際、どちらの問題集にも似たような問題がある場合は「よく出る問題」最重要箇所となります。
そこを重点的に暗記しましょう。
理由3:漢字、文法は暗記するしかない
漢字や言葉の意味、文法は、基本的なことを暗記する必要があります。
新しく習った知らないことは、暗記するしか問題を解けるようになる方法がないからです。
範囲が決まっている定期テストは、その範囲に出てきた自分の知らない漢字や言葉、文法を暗記すれば必ず問題が解けるようになりますよ。
暗記する際のポイントは、後述しますね。
【定期テスト】国語の勉強法をカテゴリー別に解説
この章では、現代文、古文・漢文、漢字、文法とカテゴリー別に解説していきます。
ステップ形式でわかりやすくご紹介しますよ。
現代文の勉強法 5ステップ
現代文の勉強法は以下の5ステップです。
- ステップ1:教科書を音読して内容を理解する
- ステップ2:学校のノートで要点をチェックする
- ステップ3:意味調べをした語彙の意味を暗記する
- ステップ4:学校の問題集やプリントを解く
- ステップ5:教科書準拠の問題集をする
ステップ1:教科書を音読して内容を理解する
まず初めに、教科書を音読して内容を理解しましょう。
ここでのポイントは「音読」。
「音読」は、脳の前頭前野を活性化させ、記憶力や集中力を高める効果があるからです。
「黙読」は、目からのみ脳に読んだ情報を送ります。
一方「音読」は、目と耳の両方から情報を脳に送れるため、「黙読」よりも「音読」の方が2倍の情報を脳に送り込めるのです。
効率よく内容を理解するために、教科書は必ず音読するようにしましょう。
ステップ2:学校のノートで要点をチェックする
学校のノートは、重要な所を先生がまとめたものです。
ということは、先生が大事だと思っていることが詰まっている「宝庫」。
要点を抑えたポイントが書いてあるので、ノートは必ずチェックするようにしましょう。
授業中に先生が、力説していた箇所に「しるし」をつけておくとあとから見返したときにわかりやすいのでおススメですよ!
ステップ3:意味調べをした語彙の意味を暗記する
先生がピックアップした語彙を意味調べする、または教科書を読んで自分がわからなかった語彙を意味調べする、など中学校によって様々だと思います。
どちらにしても意味調べした語彙の意味は暗記しましょう。
たくさん意味調べをした中で、定期テストに出るのは1問か2問くらいなのでヤル気をなくすかもしれません。
ですが、たとえ定期テストに出てこなくても、中学校の教科書に載っている語彙はいろいろな文章を読む際に役立ちます。
入試問題に出てくるかもしれませんし、その言葉を知らなければ読解問題の文章を読むときに意味が分からないかもしれません。
国語は、語彙力で大きく左右される教科です。
おろそかにせず、暗記するようにしてくださいね。
ステップ4:学校の問題集やプリントを解く
定期テストは、学校で使っている問題集やプリントから出題されることが多いです。
なぜなら、学校の先生が作っているからです。
問題と答えを暗記するくらい何回も解いてくださいね。
特に、記述問題は解答を丸暗記するくらいでちょうどいいです。
回数を重ねるうちに、解答の仕方がわかってきますよ。
定期テストはもちろん、実力テストや入試問題でも答え方がわかっていると強いです。
ステップ5:教科書準拠の問題集をする
教科書準拠の問題集を1冊購入して、問題を解いてみましょう。
学校の問題集やプリントだけでは、解くべき問題数が少ないからです。
問題の抜け漏れを防ぐために、解いておくと安心ですよ。
教科書準拠の問題集を解いてみると、学校の問題集と同じような問題が出題されることがあります。
それは「よく出る重要な問題」ということですね。
わたしが使用した「教科書準拠の問題集」を以下に載せておきます。
「教科書トレーニング」と「教科書ワーク」どちらがいいか決めきれなかったので、学年ごとに変えて使用しました。
どちらも使ってみてわかったことは、「教科書トレーニング」の方が少しやさしく基本問題が多いことです。
どの問題集を使ったらよいか迷っている方は参考にしてくださいね。
大阪府内の公立・私立中学校でどの教科書を使用しているか知りたい方は、こちらを参照してください。
古文・漢文の勉強法 5ステップ
次に、古文・漢文の勉強法を5ステップで紹介します。
- ステップ1:教科書で原文・訳を音読し、話の内容を理解する
- ステップ2:教科書の下に書かれている単語や語句を暗記する
- ステップ3:歴史的仮名遣いをチェックする
- ステップ4:古文・漢文特有の文法を覚える
- ステップ5:学校や教科書準拠の問題集を解く
ステップ1:教科書で原文・訳を読み、話の内容を理解する
古文や漢文は、日本語の知っている文字で書かれていますが、ほぼ外国語です(笑)
本文をいくら読んでも意味がわかりません。
そこで、本文を読んだあとは必ず現代語訳を読みましょう。
教科書、またはノートに書いているはずです。
現代語訳を読むと、古文や漢文の文章は難しい内容は書かれていないとわかります。
内容がわかると問題がスラスラ解けますよ!
ステップ2:教科書の下に書かれている用語を暗記する
教科書の下や枠外に書いてある説明や語彙は、必ずチェックしましょう。
「時代の背景」や「知っておいた方がよい事柄」だからです。
その説明や語彙をチェックしておくだけで、内容を理解しやすくなりますよ。
古文や漢文は「語彙力」が勝負のカギ。
知らない語彙は、どんどん暗記しましょう。
ステップ3:歴史的仮名遣いをチェックする
歴史的仮名遣いは要チェックです。
学習していないと書けないことが多いので、よく出題されます。
歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直すにはルールがあるので、必ず覚えておきましょう。
覚えておけば、楽勝で点数が取れるサービス問題となるのでしっかり学習してくださいね。
ステップ4:古文・漢文特有の文法を覚える
古文、漢文ともに特有の文法がありますよね。
- 古文:活用形や敬語表現
- 漢文:訓読と書き下し文
その文法さえ理解できれば、問題を解きやすくなります。
なので、出てきた文法は理解できるまで学習しましょう。
ステップ5:学校や教科書準拠の問題集を解く
上記の学習が一通りできたら、学校や教科書準拠の問題集「教科書トレーニング」もしくは「教科書ワーク」で問題を解きましょう。
現代文のときと学習方法は同じです。
やはり問題と解答を暗記するくらい何回も解くのがいいですね。
古文や漢文は、どの問題集をしても同じような問題が出題されていますよ。
漢字と文法の勉強法
最後に漢字と文法の勉強法を解説します。
どちらも基本、暗記するしかありません。
漢字の意味を考えて暗記する
漢字は基本、暗記するしかありませんが、効率よく暗記する方法があります。
それは「漢字の意味を考える」ことです。
小学生1年生で初めて漢字を習ったときのことを思い出してください。
「川」「山」などの漢字を習うときに、漢字の成り立ちを教えてもらったと思います。
漢字が難しくなっても「漢字の成り立ち」の原理は変わりません。
漢字には必ず意味があり、そのために部首があります。
中学で習う漢字は、部首とその他の漢字が組み合わさって、複雑な1つの漢字が作られています。
部首と漢字の構成を考えながら漢字を見ると、暗記しやすくなりますよ。
文法は学校の問題集を間違えなくなるまで解く
定期テストの文法は、細かく単元が区切られていますよね。
まずは出題範囲の文法をしっかり理解して、覚えましょう。
中学校の文法の問題集があるはずなので、その問題集を間違えなくなるまで解きます。
定期テストの文法は、学校の問題集に出てきたのと似たような問題が出題されるので完璧にしておいてくださいね。
高校受験の入試対策・受験勉強に定期テストの勉強を活かそう!
定期テストは「そのときだけ乗り切れたらOK」と思いがち。
ですが、定期テストの勉強のときに基礎をしっかり学習しておくと、中学3年生になってからの受験勉強がスムーズになりますよ。
国語はいきなり成績が上がる教科ではなく、日々の積み重ねで読解力や語彙力、漢字力がつくからです。
高校受験の前に膨大な量の語彙や漢字を覚えるとなると、途方にくれますよね。
日ごろから知らない語彙や漢字は調べて、暗記するようにしておきましょう。
定期テストの勉強が、中学3年生になってからの受験勉強に必ず役に立つので!!
定期テストの国語は2週間前から学習を開始しよう
定期テストの国語の勉強法を解説してきました。
「国語は勉強しなくてもよいのでは⁉」という考えが吹き飛んだのではないでしょうか?
国語で90点以上取ろうと思うと、学習することがたくさんあります。
もう一度かんたんにおさらいしましょう。
- 教科書で原文・訳を読み、話の内容を理解する
- 教科書の下に書かれている用語を暗記する
- 歴史的仮名遣いをチェックする
- 古文・漢文特有の文法を覚える
- 学校や教科書準拠の問題集を解く
- 漢字の意味を考えて暗記する
- 文法は学校の問題集を間違えなくなるまで解く
国語の定期テスト対策は、学習することが多いので遅くても2週間前には始めないと間に合いません。
ですがこの記事でご紹介した国語の勉強法を実践すれば、定期テストで90点は狙えるでしょう。
がんばってくださいね!