中学生になって、1番戸惑うのは定期テストではないでしょうか?
小学生のときは高得点を取っていた生徒でも「定期テストでは思うように点数を取れない」なんてことは珍しくありません。
定期テストの勉強法がわからない
5教科で400点以上取るにはどうしたらいいの?
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
本記事では、娘の中学3年間の定期テスト経験からたどり着いた勉強法をお伝えします。
この記事で紹介する「定期テストの勉強法」を実践すれば、思うような点数を取れなかったあなたも5教科で400点以上を目指せますよ。
なぜなら、娘はこの記事の勉強法で、安定的に「5教科で430点~470点」をキープできるようになったからです。
記事前半では「定期テスト400点以上を取るためのコツ(勉強する前の準備)」について、後半では「定期テストの勉強法」を解説するのでぜひ参考にしてくださいね!
※「すぐに定期テストの勉強法について知りたい!」という方は、定期テストで400点以上を取るための勉強法5ステップ|体験談へどうぞ!
定期テストで400点以上を取るためのコツ5つ|勉強前の準備
まず、定期テストは「中学校の先生が作っている」ことを意識しましょう。
中学校の先生が定期テストを作っているということは、中学校で習ったことから中心に出題されるからです。
市販の問題集や塾のテキストを勉強しても、高得点は取れないよ。
はじめにやるべき勉強は、学校で習ったこと!
また、定期テストで400点以上を取るためには、勉強前に準備が必要です。
やみくもに勉強すると、時間が足りなくなったり、効率の悪い時間の使い方をしてしまうからです。
的確な勉強をするためのコツは以下の通り。
- 定期テスト勉強は3週間前から始める
- マインドマップを使ってやるべきことを洗い出す
- 明確な計画を立てる
- 提出物はできるだけ早く取りかかる
- 1日の勉強時間は決めない
コツ1:定期テスト勉強は3週間前から始める
定期テストの勉強は、3週間前から始めましょう。
理由は、3週間前から始めないと勉強が間に合わないからです。
3週間前からなんて早すぎない?
そもそもテスト範囲も発表されていないし、授業もテスト範囲まで終わってないけど……。
わたしもそう思ってたから、その気持ちわかる!
やるべきことを洗い出して計画を立ててみると、3週間前からでも遅いくらいだと気づくはずですよ。
コツ2:マインドマップを使ってやるべきことを洗い出す
定期テストの勉強を始める前に、まず「やるべき勉強や課題」を洗い出しましょう。
なんとなくでテスト勉強をすると、自分が何をどれくらい勉強したらいいのか、どのくらい勉強したのかがあいまいになり、直前に慌てることになるからです。
紙に書き出す方法でもいいでけど、わたしはマインドマップを使っています。
視覚的にとても整理されるので、わかりやすくオススメ。
3週間前だと、具体的なテスト範囲はわからないので、予想される教科書の範囲を書き込みます。
何回も勉強が必要な箇所は「1,2,3」と回数を入れておき、勉強し終わったら数字に〇をつけましょう。
何回取り組んだか一目でわかり、〇をすることでちょっとした成功体験を得られます。
このちょっとした「できた!」の積み重ねが大切なんですよね。
「MindMeister」のベーシックプランはマインドマップ3枚までなら無料なので、使ってみたい方はぜひ。
コツ3:明確な計画を立てる
マインドマップでやるべきことを洗い出したら、次は「何日に何を学習するか」詳細に計画を立てます。
- 予想される提出物(課題)に取り掛かる
- 教科書を音読する
- 暗記すべき箇所にシートで消えるペン(チェックペン)でラインを引く
- 教科書に問題が掲載されているところは、問題を解く
- 学校のワークの問題を解く
- 学校ワークだけでは理解が難しい教科の「教科書準拠のワーク」の問題を解く(娘の場合は国語、理科、社会)
- 中学校から発表された範囲を見て学習内容を詰める
大まかな流れはこのような感じです。
やるべきことと日数を照らし合わせて計画を立てます。
日にちとやるべきことを照らし合わせて計画を立てると、毎日コツコツ勉強しないと定期テストまでに範囲が終わらないことに気づけますよ。
計画を立てる際の注意点
計画を立てる際に、注意することがあります。
それは絶対に無理な計画を立てないこと。
計画通りにできなかった日が増えると、やる気をなくし挫折しがちだからです。
計画を立てているときはヤル気がみなぎっているので、とんでもなくハードスケジュールになっていることがあるので要注意。
「できなかった」を増やさないためにも、はじめのうちは、親子で一緒に計画を立てるのがいいですよ。
慣れてきたら「計画を立てたものを、親がチェックする」といったように段階を踏むのがいいですね。
それも難しい場合は、スマイルゼミ【中学生コース】
タブレットに試験日とテスト範囲を入力するだけで、すぐに詳細な学習計画を立ててくれます。
気になる方は下記の記事を見てみてくださいね。
コツ4:提出物はできるだけ早く取りかかる
提出物の課題は、学校で学習したらできるだけ早く終わらせておきましょう。
そうしないと、定期テスト1週間前になって提出物の課題に追われて、テスト勉強がおろそかになってしまうからです。
提出物の課題は、学校のワークやプリントなど毎回同じものが多いですよね。
ハッキリした課題がわからなくても、予想を立てることができます。
授業の復習がてら、学校で学習したらその都度取り組んでおくと無理なく終わらせることができるよ。
その際にできなかったところにチェックを入れておくのがオススメ。
定期テストの勉強をする際に、できていなかったところを重点的に学習できるので、効率があがります。
コツ5:1日の勉強時間は決めない
人は2,3時間勉強すると、「今日は〇時間も勉強したからもう終わりでいいや」となりがちです。
ですが、1日にどれだけ勉強したかという勉強時間は、ハッキリ言って意味がありません。
多くの時間を費やしていても、集中せずにダラダラ椅子に座って教科書を眺めているだけでは勉強したと言えませんよね。
それよりも短い時間で、集中して計画通りに勉強を進めることが大切です。
その日に計画していた勉強や課題が終われば、勉強時間が短くてもOK。
やることが全部終わったら、自由時間!
定期テストで400点以上を取るための勉強法5ステップ|体験談
この章では娘が実際におこなっていた5教科共通の勉強法をご紹介します。
ぜんぶで5ステップ。
- 教科書を読み込む
- 学校で習ったことをノートで確認する
- 学校のワーク、配布プリントを完璧に解けるようにする
- 教科書準拠のワークを解く
- 最終確認をする
ステップ1:教科書を読み込む
最初に取り組むのは、教科書の音読です。
学習の基本である教科書を理解し、暗記するためです。
音読する際は、重要な箇所にシートで消えるペン(チェックペン)で線を引いてください。
娘は緑の下敷きで教科書を隠すため、赤のチェックペンで線を引いています。
チェックペンで線が引けたら、重要事項が暗記できるまで何度も音読します。
ポイントは黙読ではなく「音読」だよ。
声に出すことで耳からも情報が入り、「視覚+聴覚」と双方から情報を得ることができるので、効率よく暗記できますよ。
ステップ2:学校で習ったことをノートで確認する
教科書の内容が把握できたら、学校のノートを見て授業中に先生が熱弁していた箇所を思い出しましょう。
授業中に先生が強調して説明していた箇所は、「しるし」をつけておくといいよ。
先生が時間をかけて説明した箇所は、特に大事な部分。
定期テストに出題される可能が高いからです。
先生が口頭で話したワンポイントがあれば、メモしておくとよりいいですね!
あとから見直したときにすぐにわかります。
ステップ3:学校のワーク、配布プリントを完璧に解けるようにする
学校のワークやプリントは、完璧にしておきましょう。
なぜなら、定期テストは学校のワークや配布プリントから値や単語を変えただけの問題が必ず数問、出題されるからです。
教科書準拠のワークを何度も解いていたけど、
「学校のワークやプリントから出題されることが多い」
と気づいてから点数がアップ!!
教科書準拠のワークも無駄ではありませんが、定期テストで高得点を取りたいのであれば学校のワークや配布プリントに時間をかけるべきです。
問題と答えを暗記するくらいで、ちょうどよいのです。
定期テスト1週間前までに、最低3周はしよう!
結論からいうと、3周ともすべての問題を解く必要はありません。
1周目にしっかり問題を解いたら、2、3周目は間違えた問題のみで大丈夫です。
1周目にワークをした目的は、できている問題とできていない問題を区別するため。
なので、できている問題を何度も解くのは非効率です。
理解できている問題は何回解いてもできるんだよね。
そうそう!
重要なのは、間違えた問題。
間違えた問題を正解できるようにするのが、必要な勉強です。
さらに具体的な勉強法
- 一通り全部の問題をする
- 間違えた問題はなんで間違えたのか、解答に書かれてある解説を読んでしっかり理解するようにする
- 暗記できていなかったところは教科書に戻って暗記し直す
※この間違い直しが重要なので、時間はかかりますがしっかりしてくださいね。
- 1周目で間違えた問題のみを解く
- 再度間違えた問題の間違い直しを丁寧にする
- 2週目で間違えた問題のみを解く
- 間違い直し
こんな感じで間違えなくなるまで繰り返し問題を解くようにすると、記憶に定着するよ!
定期テスト専用のノートを作る
定期テスト専用に、新しいノートを1冊用意してください。
理由は2つ。
- ワークやプリントの問題の問題を何度も解くため
- 漢字、単語、英文など定期テストで書いておこなう勉強はすべて定期テスト用ノートに書くため
ワークやプリントの問題に直接書き込んでしまうと、繰り返し勉強するときに書き込んだ解答を隠さないといけなくなるため不便です。
また、ノートに書くことで自分がどれだけ勉強したか、どこを勉強したか、一目でわかるので見返したいときに便利。
最後の方になると「こんなに勉強した!」とノートを見ればわかるから、モチベーションアップにもつながるよ。
ノートに書くときは日付も必ず書き込むようにすると、いつ勉強したかを把握しやすいです。
ステップ4:教科書準拠のワークを解く
時間があれば、教科書準拠のワークをします。
やり方は、学校のワークや配布プリントと同じです。
わたしは、理科、社会、国語を中心にしました。
理由は、理科と社会は学校のワークやプリントのみでは暗記の抜け漏れがあるから。
国語はいろんな角度からの問題を解いておきたいからです。
ステップ5:最終確認をする
定期テストの前日は、最終確認をしていきます。
最終確認でやるべきことは3つ。
- 教科書、ノートの見直しをする
- 学校のワーク、配布プリント、教科書準拠のワークの問題をすべて解く
- 上記で間違えた問題を解けるようになるまで解く
教科書、ノートの見直しをする
教科書は余裕があればでいいですが、ノートは必ず見直しをしましょう。
前章の繰り返しになりますが、ノートは重要なポイントを先生がまとめているものなので、定期テストで出る可能性が高いからです。
サラっと前日に見直しておくだけで、内容を思い出せるので忘れずにチェックするようにしてくださいね。
学校のワーク、配布プリント、教科書準拠のワークの問題をすべて解く
学校のワークや配布プリント、教科書準拠のワークなど、前日までにしてきた問題をすべて解きます。
勉強したはずなのにわからない…を防ぐためです。
あそこのページのあの部分に載っていたことはわかるのに内容を思い出せない、といった経験はないですか?
中途半端な勉強は1番もったいないので、勉強したところは本当に暗記や理解ができているかチェックしましょう。
何回も解いてきた問題だから、そこまで時間はかからないよ。
上記で間違えた問題を解けるようになるまで解く
何回も解いたはずなのに、間違えることもありますよね。
その場合は、解説を読み直して納得いくまで考えましょう。
暗記ものであれば、何かにこじつけて覚えるのがおススメ。
正解するまで何回も繰り返し解いて、勉強した問題は必ず解けるようにしておくことが大切です。
ひとりで勉強できなかったときの対処法
はじめのうちは勉強法がわかっても、ひとりで勉強するのは難しいですよね。
そのときの対処法は以下の2つです。
- 親と一緒に勉強する
- 家庭教師など、専門の講師にお願いをする
親と一緒に勉強する
我が家では、定期テストの1週間前は親子で勉強するようにしていました。
それは、その方が効率がよいからです。
1週間前はほぼ確認作業。 問題を解いて、ノートに書いて、答え合わせをするとなると時間がかかりますよね。
親子で勉強すると、それが同時にできて効率がアップします。
まずわたしが問題を解いて、口答する
親のわたしが答えを見て、合っているかチェックする
このようにラリー感覚で問題を解くと、ノートに書く作業がなくなるため、ひとりで勉強するより時間短縮になります。
わからなかった問題は、その場で解説することでさらに効率アップ!
1週間前までに勉強してもまだ間違えるということは、よっぽど理解ができていない問題。
親にわかりやすく説明してもらうことで、スッと覚えられることは多々あります。
おそらく印象に残るからでしょう。
家庭教師など、専門の講師にお願いをする
とはいえ、親に勉強を見てもらうのは難しいこともありますよね。
仕事や家事、兄弟姉妹がいる場合は、その子たちの様子も見なくてはいけません。
ですが、親に見てもらうのと見てもらわないのとでは定期テストの結果が明らかに違ってきます。
「○○高校に行きたい!」「将来は医療系のしごとに就きたい!」など、明確な目的があるのであれば、内申書に大きな影響を与える定期テストは高得点を取っておきたいですよね!
親の仕事が忙しい、家族の状況で勉強を見てもらうのは難しい!という場合は、夢をかなえるために思い切って家庭教師などのプロにお任せするのもいいかもしれません。
定期テストで400点以上を取るためのコツと勉強法|まとめ
上記で紹介した「定期テストで400点以上を取るためのコツと勉強法」を実践することで、5教科で400点以上を狙えます。
たくさんあったので、最後にもう一度おさらいしておきますね。
- 定期テスト勉強は3週間前から始める
- マインドマップを使ってやるべきことを洗い出す
- 明確な計画を立てる
- 提出物はできるだけ早く取りかかる
- 1日の勉強時間は決めない
- 教科書を読み込む
- 学校で習ったことをノートで確認する
- 学校のワーク、配布プリントを完璧に解けるようにする
(定期テストの1週間前までに最低3周) - 教科書準拠のワークを解く
- 最終確認をする
定期テストの勉強は、頑張った分だけ点数に反映され、自分に返ってきます。
勉強しているときは、ツラくしんどいと感じることもあるかと思います。
ですが、定期テストが終わったあとの達成感はとても大きく、すがすがしいですよ。
「がんばってよかった~!」と心の底から思えるでしょう。
自分を信じて頑張ってくださいね!